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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

鉄コン筋クリート

「松本大洋」作品の評価は相変わらず難しい。映画化もされたので、知名度は当然に高まったのだが、連載当初から注目されていたかというと、ファンの方を覗いては、さほどでもなかった。要因の一つが、連載に向かないその作風である。特に、哲学や抽象的な要…

寄生獣

今更ながら読み返してみると凄い。 まずやはり「寄生生物」という設定が凄い。この手の系統の作品の中でもその発想・構想・絵が群を抜いており、完結まで見事にまとまっている。また、ラスト付近の主人公の葛藤が素晴らしい。人間という生物に対する哲学を描…

部屋においでよ

ふとしたきっかけで同棲生活を始めた男女の恋愛をテーマにした作品。 作者、原秀則が最も得意とするジャンルだろう。 原秀則も面白い作者で作品の多くは、というより殆どが、平均点より確実に面白いマンガを描くのだが、じゃあどの作品が最高か、または、ど…

ノーマーク爆牌党

麻雀マンガの先駆者片山まさゆきによる本格麻雀マンガ。 それまで麻雀ギャグ作品の多かった片山まさゆきだが、本作を機に、シリアスな闘牌シーンの作品を描くようになったと記憶している。 連載当初は、片山まさゆき得意のギャグマンガ的な雰囲気の作品だっ…

ギャラリーフェイク

鬼才細野不二彦が描く、唯一無二の美術マンガ。 贋作を扱う「ギャラリーフェイク」のオーナー藤田は、元メトロポリタン美術館のキュレーター(学芸員)。 真贋問わず世界の名品が集うアートギャラリー「ギャラリーフェイク」では、絵画、彫刻、陶芸、骨董品…

逆境ナイン

島本和彦から熱血を取り上げたら何も残らない。 そんな彼の作品郡の中でも、頭一つ飛びぬけておかしい作品が逆境ナインだろう。 映画化もされてしまったので、今では衆目の知るところとなった本作だが、その狂ったテンションはやはり今読んでなお斬新である…

るろうに剣心

思えば和月伸宏ほどその才能をジャンプに枯渇させられてしまったマンガ家も近年いないのではないだろうか。 ジャンプ不作の90年代に読み切りとして始まった本作は、デビュー当初から他の作品とは一線を画した名作の予感を含んでいた。 幕末に「人斬り抜刀…

大使閣下の料理人

主人公大沢公は、ベトナム大使の倉木和也に雇われた公邸料理人。 倉木が目指す「食による外交」を実現する為に、主人公が振るう料理の数々が、時に各国外交官、時には首脳陣の心を動かし、様々な外交を実現していく。 上述のあらすじの通り、本作を作り上げ…

カメレオン

どうしようもなく弱くて不細工で性欲だけが取り柄のダメ主人公が、ハッタリだけで不良世界の頂点までのし上がっていく。 この、当時誰もが描こうともしなかった圧倒的に斬新で面白い設定が、良くも悪くも加瀬あつしというマンガ家の人生を縛ってしまった。以…

サンクチュアリ

面白いマンガに求められるのは絵ではない。 けれども絵の上手さが作品の質を高めるという事は往々にしてある。 本作、サンクチュアリは、「池上遼一」の画力が抜群に冴え渡る一作だ。 残念ながら現在主流のデジタル作品では、本作のテーマ、重みは再現できな…

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん

近年のギャグマンガ家を語るにあたって、確実に外せない人物の一人がうすた京介だろう。 本作がジャンプ誌上に連載されて以来、しばらくの間、マサル的なギャグマンガの投稿が後を絶えなかったというのだから、その影響の強さが伺える。インパクトあるキャラ…

ソムリエ

ワインの漫画は最近でこそ多くなってきたが、そのブームの先駆けとなった作品。連載当初は、主人公のキャラクター設定や目的なども今ひとつ明確に定まっておらず、ワインに関するうんちくをストーリーに絡めただけの作品だった。 しかし、中盤以降、レストラ…

銀と金

「福本伸行最高傑作」この作品の紹介は一言で言えばこれだ。 「天」「アカギ」「カイジ」と次々とヒット作を残す作者だが、面白さの密度からいくと残念ながらこの作品の足元にも及ばない。 無論、この作品にも弱点はある。一つは不幸にも、未完の作品だとい…