2017年以来の総合ランキング完成！なんとか年内に間に合ったぞ・・・
気に入った作品があれば年末年始のお暇な時間にどうぞ。
総合ランキングは以下の企画から選ばれた上位の作品を集計して作成した記事
①マンガ大賞2023
②BOOK OF THE YEAR 2023
③このマンガがすごい！2024オトコ編
④このマンガがすごい！2024オンナ編
⑤THE BEST MANGA 2024
ランキングは20位まで作成しているんだけど、今年読めたのは16作品だった。
では、早速20位から。
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第20位
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このマンガがすごい！2024オンナ編
第11位
マンガ大賞2023
第5位
天幕のジャードゥーガル
その独特な表紙の世界観から1巻を手に取った方が多かったと思われる作品。相変わらずの面白さのまま3巻に突入である。
モンゴル帝国の時代を描いたこの作品を未読の方は是非手に取ることをオススメしたい。
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第19位
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第44位
THE BEST MANGA 2024
第12位
天国 ゴトウユキコ短編集
読後感の異なる短編を４編収録した短編集。
収録作品の中ではラストの「迷子犬とわたしたち」が好みで爽やかな読後の良作。
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第18位
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このマンガがすごい！2024オンナ編
第16位
THE BEST MANGA 2024
第37位
発達障害なわたしたち
なんとなくふざけたキャラデザインになっているが、ギャグ寄りの第一話の展開を裏切って内容は非常に真面目な発達障害に関するマンガである。
途中のゲストにカメントツも登場。突撃レポ漫画家だった人がレポされるのも、なかなか面白い描写である。
ただ、恐らく普通に読めば本当に勉強になる良い作品なのだと思うが、この世界には「なおりしないが、ましになる」という圧倒的先駆者がいたために、ついついギャグを期待してしまう困った症状に襲われた。
発達障害を全力で笑い飛ばしてしまったカレー沢薫の才能が罪深すぎる。
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第17位
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BOOK OF THE YEAR 2023
第21位
このマンガがすごい！2024オトコ編
第42位
THE BEST MANGA 2024
第29位
重版出来!
言わずと知れた松田奈緒子の代表作が今年無事完結。綺麗な終わり方で満足だった。
完結時のレビューはこちら。
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第16位
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BOOK OF THE YEAR 2023
第40位
このマンガがすごい！2024オトコ編
第32位
THE BEST MANGA 2024
第16位
まめで四角でやわらかで
江戸の庶民の生活を丁寧に描いた渋い作品。
ただ、今回圧倒的な筆致で描かれる上位の作品が存在したために、残念ながらランキング上では少し見劣りする結果になってしまった。
同時代に天才的な作品があるというのも、なかなか難しい問題である。
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第15位
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BOOK OF THE YEAR 2023
第20位
このマンガがすごい！2024オンナ編
第7位
家が好きな人
こちらは未読の作品。
試し読みの範囲だが丁寧な生活描写で絵柄と世界観が非常に美麗。
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第14位
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第32位
THE BEST MANGA 2024
第10位
去年の雪
こちらも残念ながら未読。
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第13位
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第39位
THE BEST MANGA 2024
第2位
ぼっち死の館
高齢者の日常を描かせたら他の追随を許さない齋藤なずな作品。
本作も圧倒的に面白い。個人的には別短編集『夕暮れへ』収録の『トラワレノヒト』が至高である。
レビューを書きたいのだが、なかなか深くてレビューが書けない作品を創るので、ブログ主泣かせの作者の一人である。
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第11位タイ
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第5位
THE BEST MANGA 2024
第32位
平和の国の島崎へ
紛争地に潜入する戦闘工作員だった島崎が日本の日常に溶け込んで暮らすという異色の作品。普段はのほほんとしながらも、危機に面した時に活躍する主人公のギャップがたまらないモーニング期待の連載の一つである。戦場に帰還するまであと・・・
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第11位タイ
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BOOK OF THE YEAR 2023
第9位
このマンガがすごい！2024オトコ編
第8位
スキップとローファー
これはもう説明不要の大傑作。大好きすぎる。
完結までアフタヌーンの看板作品として頑張ってほしい。
さて、ここからいよいよベスト１０。
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第10位
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第9位
THE BEST MANGA 2024
第23位
砂の都
こちらも未読。
町田洋作品はわりと読者を選ぶので、過去作品なども手に取ってみる事をお勧めしたい。
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第9位
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マンガ大賞2023
第9位
このマンガがすごい！2024オトコ編
第22位
THE BEST MANGA 2024
第20位
劇光仮面
圧倒的。
山口貴由作品はフィクションを感じさせる部分が多いのだが、そこに特撮というリアリティの世界をはめ込んだ結果、圧倒的な傑作に仕上がりつつある作品。
今回のランキングの中では最もインパクトの大きい作品だった気がする。
最新4巻で大きく物語の方向性が動いたので、これが吉となるか凶となるか・・・
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第8位
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第21位
THE BEST MANGA 2024
第8位
東東京区区
ひたすら東京散策（特に東側）の話である。軽い絵柄と裏腹に情報量がひたすらディープ。東京が地元のブログ主でさえ、そのマニアックな情報量に少し食傷気味になったので、果たして東京以外の人が読んで面白いかは正直不明である。
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第7位
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BOOK OF THE YEAR 2023
第2位
このマンガがすごい！2024オンナ編
第2位
気になってる人が男じゃなかった
少し変化球にしてあるが今回のランキングの中では圧倒的に正統派な少女マンガ。なのでブログ主は大好きである。シンプルだけどこういう作品はやはり良い。
2種のランキングで2位を獲得しているだけの事はある。
多様性の現代だからこそ面白い新時代の作品といえるだろう。
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第6位
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このマンガがすごい！2024オンナ編
第3位
THE BEST MANGA 2024
第18位
いやはや熱海くん
こちらが最後の未読作品。
試し読みで第一話を読む限りハルタらしい雰囲気の作品。
さて、ここからいよいよベスト５。
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第5位
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第13位
THE BEST MANGA 2024
第4位
龍子 RYUKO
圧倒的なスピードで描かれる暴力の世界。アナログ線の迫力はやはり良いものだ。
女性キャラクターには松本零士味を感じさせられる。
まさに劇画漫画と呼ぶに相応しい傑作である。早く続きが読みたい。
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第4位
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このマンガがすごい！2024オンナ編
第1位
THE BEST MANGA 2024
第5位
うみべのストーブ
このマンガがすごい！オンナ編の第１位に選ばれた作品である。
ただ、非常に正直な感想を言うと、この手のランキング企画で新人の作品をあまり上位、ましてや１位に選ぶ傾向は好きではない。1冊の短編集だと売れやすいという商業的な側面もあるので仕方ないだろうが。
決して面白くないという事はないし、短編集としては良い出来だと思えるが純粋な面白さ勝負だと他にも上位の作品はあるといったところだろうか。
収録策の中では『きみが透明になる前に』は良い。
逆に初出が自費出版となる『雪の街』はテーマは良いのだが、あまりにも正面から刺しすぎているので、ナイフは背中から刺したほうが良いだろう。
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第3位
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このマンガがすごい！2024オトコ編
第3位
THE BEST MANGA 2024
第1位
神田ごくら町職人ばなし
職人への敬愛が絵を通して伝わってくる色々な意味で凄い作品である。
とにかく作画が凄い、というより凄まじいの一言。
こんな恐ろしい作品をどんなペースで連載しているのかと思ったら、数か月に一度の作品発表で第一話の桶職人は2020年発表の作品だったので、ある意味安心した。
和の世界が好きな人は必ず手に取るべき傑作だろう。
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第2位
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BOOK OF THE YEAR 2023
第4位
このマンガがすごい！2024オンナ編
第24位
THE BEST MANGA 2024
第13位
ツユクサナツコの一生
個人的にはこれが今回のランキングのベスト1だった。
圧倒的に面白かった。
電子がなくて紙版の価格が高くてレンタルコミックも恐らく存在しないだろうから、この作品は恐らく知名度の低さと共に徐々に忘れられてしまうと思われるが、読んだ人は決して忘れないであろう傑作。
これほどシンプルにそれでいてリアリティのあるキャラクターを描ける「益田ミリ」という才能に脱帽である。
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第1位
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BOOK OF THE YEAR 2023
第1位
このマンガがすごい！2024オンナ編
第5位
THE BEST MANGA 2024
第32位
最後は無事完結した違国日記である。
ベテラン作者にしか描けない味わい深い共同生活マンガ。
ヤマシタトモコ作品はやはりどれを読んでもはずれはない。
というわけでランキング終了。意外に気に入ったランキングになったので来年も時間があれば作成しようと思う。最後にランキング企画のもとになった雑誌を張って売り上げに貢献しておきたい。
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