つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

総合3.0以上(読んで損はない)

ぜんぶ女子高のせいだ!

WEB系マンガ出身の作者「ヤマダ」が、自身の女子高生時代の黒歴史を描く自虐ギャグマンガ。 コマ割りが大きく、値段の割にスカスカしているのが若干気になるが、ここまで自分の恥をさらして笑いを取りにきたのだから、許してあげる事にしよう。 良くも悪…

ライコネンの熱帯魚

一度は打ち切りで続刊が発売されなかった本作だが、完全版と銘打って上下巻になっていたので購入。 その独特なタイトルと絵柄は評価できるのだが、問題はストーリーと設定だろうか。本作は、高校の熱帯魚愛好会を舞台に展開する学園ラブコメ的な作品なのだが…

野武士のグルメ

元々は、久住昌之の同名のエッセイだったが、それを土山しげるが漫画版としてリメイクした作品である。 定年退職後のオトコが、自分を野武士になぞらえ、好きなものを好きなように食べる本作。 帯にもあるとおり、やはり「タンメン」の回が最高で、単なる町…

幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい

ついつい魅かれてしまうそのタイトルに釣られて購入。新人マンガ家としては悪くないレベル。 表題作は、あまりに唐突に終わるため、若干拍子抜けするが、それでも読めないレベルではない。 短編集の中身は玉石混合で、個人的には母娘のさりげない日常を描い…

豆腐百珍 百番勝負/続 豆腐百珍 百番勝負

江戸時代の料理本「豆腐百珍」に出てくる豆腐料理百種類を全て作るという荒行に挑む作者、「花福こざる」によるエッセイマンガ。 正直、地味な表紙と作風にあまり期待していなかったのだが、マンガのレベルといい、出てくる料理の薀蓄といい、予想以上に面白…

ギャングース

作者「肥谷圭介」と、貧困や裏社会に詳しい原案「鈴木大介」とのコンビが描いた裏社会で生きる若者の物語。犯罪者への窃盗「タタキ」で日々の生活の糧を得る主人公達の物語から始まる本作は、様々な犯罪やヤクザ、裏社会の豆知識を交えて勢いよく始まったが…

NHKにようこそ!

原作「滝本竜彦」の小説を作画「大岩ケンヂ」でコミカライズした、アニメ化もした有名作品。 ひきこもり歴4年の主人公佐藤君は、大学を中退し、無職で人生行き詰まり中。 そんな彼の元に、何故か美少女「岬」が登場し、佐藤君をひきこもり状態から社会復帰さ…

カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生

サブカルチャーで悦に浸っているどうしようもない人を笑い飛ばす本作だが、個人的に気になったのは本作に対する不評レビューの多さである。 恐ろしい数の人に嫌われている作品だ。 それだけで、本作がそれなりの作品であるという事が良く分かる。 この手の他…

ラズウェル細木のラ寿司開店!!

日本の食マンガ、特に酒と食を描かせればやはり他のマンガ家と一線を画すのが「ラズウェル細木」である。 そんな食べるの大好き作者が、特に好きな寿司の薀蓄を描いて、ついには自分で寿司まで握り始めてしまう本作。 作品自体は寿司好きにはたまらない面白…

flat

一時、話題になった本作を読了。作者「青桐ナツ」の作品は初めてだったが感想としては、今一つ。マイペースな男子高生主人公と、我慢強い従弟の保育園児2人の心の交流を描いた作品だが、とにもかくにもキャラに共感しづらい。 また8巻通して心の成長がほと…

ホカヒビト

50歳の新人「北森サイ」の初連載作品が、残念ながら全2冊で終了。絵も作風も非常に好みだったために1巻時点では高い期待を持っていたのだが、打ち切り的に終わってしまった。無念である。幻想的な画力がもつ、和風ファンタジーの世界観が良かったのだが、連…

虹色デイズ

虹色デイズも全15冊でついに完結である。作者「水野美波」は、初連載作品とは思えない安定した画力の持ち主で、男性4人女性4人という王道の学園ラブコメを見事に完結させた点をまずは評価したい。この手のジャンルでよくある話だが、4人が4人とも幸せになる…

ちくたくぼんぼん

「勝田文」の作品の中では、3冊と最長編なのだが個人的にはやや残念な読後感。 世界観とそこに生きるキャラクターの雰囲気作りが巧い作者なのだが、本作はストーリー展開重視でキャラクターが無理やり動かされているぎこちなさを感じてしまった。 こんな風に…

モンキー・パトロール

「有間しのぶ」による傑作4コママンガである。3人のタイプの違う女性主人公を描いた作品だが4コマの中でも時間軸は経過していくストーリー性があるので、昨今流行りの4コマスタイルのマンガの走りともいえるだろう。90年代の時点でこの完成度は凄い。 そ…

裁判員の女神

勿体ない作品である。原作は「家裁の人」を描いた法廷マンガの名手「毛利甚八」と、作画は「大使閣下の料理人」を描いた「かわすみひろし」のコンビであり、それなりに名作を描いた二人なわけだが、この二人を組み合わせようと思った編集者の意図がわからな…

風俗行ったら人生変わったwww

映画化までしてしまったネット発祥の本作。 電車男から始まる一連のこの手の物語は、ヘタレの男性が惚れた女性の為に、一念発起するという展開でおなじみなわけだが、嫌いになれないのは何故だろうか。 この作品自体は流石にフィクションの度合いが強いが、2…

まじめに!男女交際

90年代を知る人にとっては、何とも懐かしいタイトルであり、「茶山朗子」と「高岡凌介」の二人の恋愛を描いたラブコメシリーズである。物語としては、まじめな少女マンガの序盤から、徐々にギャグが強くなってくる中盤になり、終盤は完全にラブコメディとい…

左門くんはサモナー

「これは私が地獄に堕ちるまでの物語である」 そんな異色のスタートを切ったジャンプ作品も全10冊で、ついに完結である。主人公「左門くん」のダークなキャラクターや、悪魔を使ったギャグセンスなど色々好みだったのだが、徐々にバトル展開が増えた中盤以降…

弟の夫

ゲイマンガ界の巨匠「田亀源五郎」が初めて一般誌で連載を持つことになって話題となった本作。カナダから突然やってきた外国人男性は、弟の「夫」だった。男同士の結婚というカルチャーを上手く消化できない主人公と、何の偏見もなく彼に接する小さな娘の2…

榎本俊二のカリスマ育児

さすがに「榎本俊二」である。 昨今、世の中にあふれているマンガ家の育児エッセイマンガとは一線を画している。 これだけシュールに自分の子供を描けるのは、ギャグマンガ家が最も得意とする、客観視の力が大きいのだろう。 また、父親という観点で育児を眺…

神様ドォルズ

古いしきたりのある村から逃げ出した主人公と、それを追ってきた女の子。 村に古くから伝わる謎の人形「案山子」とその闘いに再び巻き込まれる主人公。 作品全体に若干のオタク感はあるものの、全12冊で綺麗にまとまっているので及第点。 勿体ないのは、作品…

ラッキー

「村上かつら」作品である。 クラスの友達とあまり打ち解けられていない、小学生の主人公「祐太」が押入れの中で見つけた、犬型ロボットのラッキー。 亡くなった母親が飼っていた、思い出のラッキーと暮らすことで、徐々に自身も成長していく主人公、といっ…

私が言うとおりになる

「毛魂一直線」という、何ともふざけた作者による、謎のスピリチュアルギャグマンガである。昨今の様々なギャグ漫画から影響を受けたと思われる作風は、お世辞にも読みやすいとは言えず非常に混沌とした内容だが、何とも言えない勢いのある作品である。また…

魔法使い養成専門マジックスター学院

様々な掲載氏を転々としながら連載された、不思議な学園ファンタジー作品であり、作者「南澤久佳」の代表作である。 主人公の相棒が青虫だったり、突如テンションの高いギャグが挟まれたり等と、なかなかにクセの強い作品だが、キャラクターには魅力があり、…

兎 野性の闘牌

完結まで20年である。あまりに長すぎた。90年代後半に颯爽とあらわれた、麻雀マンガの大傑作。作者「伊藤誠」が描く魅力的な描線は、当時の麻雀マンガのクオリティを明らかに超えていたことが思い出される。また、動物になぞらえた超能力をもつ、魅力的なキ…

羊の木

「いがらしみきお」の作品はどれも怖いわけだが、どちらかというと静かな怖さである。そこに原作「山上たつひこ」がついたことで、設定的には最も強烈な作品となったのが本作だろう。 凶悪な元犯罪の受刑者11名を、街に受け入れる事で法務省から補助金をもら…

ミリオンジョー

もし、ONE PIECEのような壮大な長期連載作品の作者が、突然の死を迎えてしまったら世の中はどうなるのか。 長期連載がはびこる現代だからこそ描けたサスペンス作品が本作である。 少年マンガで大ベストセラーを誇る作品「ミリオンジョー」の担当者を務める主…

IPPO

何とも独特の作品を描く作者「えすとえむ」の作品。 イタリアの祖父の元で腕を磨いた若き靴職人が、日本で注文靴の店を構えることから物語りは始まる。 作者得意の少し鬱蒼とした雰囲気が、靴職人の世界の雰囲気になじんでいながらも、主人公キャラクターが…

わがままちえちゃん

二人の姉妹の片割れが自分の小さい頃に亡くなり、その幽霊と出会う場面から始まる本作。 そんな設定にも関わらず、作品のテンションは相変わらずの「志村貴子」である。ただ志村作品は面白い短編が多いので、氏の作品群の中では佳作といったところだろうか。…

坂本ですが?

作者「佐野菜見」が描く近年トップクラスの謎のシュールギャグ漫画。 とにかくスタイリッシュに何事も成功させる謎のキャラクター「坂本くん」の学校生活を描いた異端の作品。 正直、こんな頭のおかしいシュールギャグを4冊も続けられたこと自体が偉業であり…