つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

おばけ道 THE END

誰も待ち望んでいないだろうが、
私は待ち望んでいたおばけ道がついに完結。

小野寺浩二」と「石黒正数」の霊感ゼロコンビが
ひたすれ心霊スポットを回ってはおばけを探すという
罰当たりなコンセプトの本作だが、
「ソレミテ」「おばけ道」と続いてついに今回でTHE ENDとなった。

最初の単行本が2013年だったことを考えると、約5年近く、
よくもまぁ同じようなネタで頑張ったものである。

とはいえ、序盤の頃に比べると、「小野寺浩二」の
マンガ力もあがっており、ギャグと恐怖のバランスが良く、
最終巻となる本作が最も面白かった。

 
特に、催眠術の回や、音声解析の回は非常に興味深く、
世の中、まだまだ不思議なことだらけである。

最終回はある意味お約束的展開だが、
巻末の石黒正数の書下ろしは相変わらず流石の腕前。

何はともあれ、お化けを信じていない人に
是非読んでほしい体当たりノンフィクションである。

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