あの超名作、ナガサレール イエタテールの完全版という事で、
旧版は何度も読んだが即購入してしまった。
正直、旧版を読んだ人に真新しいサプライズがあるわけではないが、
それでも作者「ニコ・ニコルソン」の代表作として、
読み直さずにはいられない。
あの東日本大震災からもう9年が経過するとは
時の流れは早いものである。
内容的には旧版と大きく変わるわけではないが、
ファンとしてはやはり追加の描き下ろし部分だけでも嬉しいかぎり。
おばあちゃんの介護を取り扱った作品の時にも感じたが、
やはりこの作者はエッセイが抜群に巧い。
せっかくの完全版なのだから、
旧版の初版にだけついている著名作者の応援コメントも載せて欲しかったのが、
唯一の心残りである。
旧版の際の感想はこちら。