近年の宮廷系ロマンスとしては最高峰といえる「パレス・メイヂ」の番外編もついに完結という事で、即購入。
「久世番子」といえばエッセイ系のベテランのイメージであったが、
作者得意の観察眼と、膨大な参考文献に支えられた世界観で描かれるラブロマンスは、毎回、続きを読むのが楽しみなシリーズだった。
収録作品の最終話を、「柏木の屏風裏」という渋い話で抑えるあたりも、流石の構成力といえる。
モーニングで掲載された、新作「修羅場の人」も十人分に期待できる面白さで、連載開始が楽しみである。
ちなみに、本編の評価はこちら。王道恋愛マンガが好きな方におすすめしたい。