松本英子がW完結フェアという事で、
2作連続レビューとなる。
まずは、3冊で完結となった「謎のあの店」から。
作者が気になる、街中の不思議な謎のあの店に
入店してしまうという怪しいコンセプトと、
「松本英子」の作風が完全にマッチしており、この点は流石の一言。
難点をあげるとすれば、
序盤は街にある本物の謎の店が紹介されていたのに対して、
終盤になるにつれて、謎の店度が薄れてしまって行った点だろうか。
この辺り、当初のコンセプト通りの
謎の店が続いていると嬉しかった。
しかし、序盤の頃のオリジナリティと面白さは唯一無二なので、
街探索ルポマンガが好きな方にオススメしたい。