いでじゅう以降、何ともヒット作品に恵まれない
作者「モリタイシ」の描く青春作品。
今回は初の原作つき作品という事で、
どんな展開になるか楽しみにしていたが、
良くも悪くも普通であり、それなりに面白い。
合唱を含めた音楽部活ジャンルの作品は、
近年非常に増えてきたので、
ある意味厳しいジャンルとなっている。
まぁ、その辺りは原作付だから仕方ないのかもしれないが、
モリタイシ作品が本来持つ「毒」のようなものとは、
若干テーマが沿っていない気もした。
レンジマンやいでじゅうのような
奇妙なキャラクターとひねくれた世界観こそ、
作者の力が発揮されるのだろう。
映画化もしたので、無難な青春作品としては楽しめる作品である。