なんだかんだで中堅どころとして、
これだけ長い期間
マンガを描き続けられているという事が、
作者「斉藤倫」の実力を示しているのだろう。
本作は、
超自己中心的な性格で
バスケが好きな「季一」と、
幼馴染の「つかさ」の
二人を描いたラブコメ作品。
女の子には人気者なのに、
きつい性格のヒロインの惚れてしまった弱みで、
主人公「季一」はひたすら
格好悪い役回りをするわけだが、
こんな男性主人公の設定も、
最近ではほぼ見なくなってきた辺り、
時代の流れを感じる部分である。
後半登場のキャラクター達は、
やや蛇足感があるが、
全体としては中堅的にまとまっている作品。
懐かしの少女マンガが、
読みたい方にオススメしたい。