ドラマ化したという意味では
久保ミツロウの代表作に
なるのだろうか。
デビュー当時から、
女性を描かせるとうまかったが、
その本能が掲載誌を
変えることにより
爆発したような作品。
序盤の勢いはすばらしく、
モテキという単語を世に
普及しただけの事はある。
反面、この手の主人公を
あまり作者が愛していない事も
十分伝わってくる作品で、
この無愛想な4巻のラストは
至極当然ともいえた。
4.5巻は、
作者の対談なども入っており、
なかなか面白い。
ラストさえなければ、
もう少し高く評価したいが、
その点だけが心残りの作品である。