つれづれマンガ日記 改

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自虐の詩

多くのマンガ読みが、
侮って読み始めて、
そして必ず泣かされる作品。

ちゃぶ台返しばかりする
亭主関白のイサオ。

そんなイサオに甲斐甲斐しくつくす
嫁の幸江。

そんなどうしようもない日々が
ただただ続く上巻と、
読み始めると最後まで
読まずにはいられない怒涛の下巻。


とにかく下巻の展開は圧巻であり、
最後は号泣させられる。

 

年代的に若いときに読むよりかは、
人生を経験してから読んだほうが、
終盤の感動は大きい。

というか、この深い人生哲学の作品を、
正直、若者にはオススメしない。
恐らく若いころには理解できない感情なのだ。

酸いも甘いも噛み分けた人生の先達にとって、
ラストのモノローグは、
マンガ史に残る名シーンの一つである。

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自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

 
自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)