好んで読んでいたレビューサイトで以前、
「からん」が物凄く良いところで
終わってしまった…
と書いてあるのを見て以来、
読みたくもあり、打ち切りが悲しくもあり読めなかった作品。
ついに読んでみたが、
大変惜しかった。これは素晴らしい作品だった。
そもそも、女子高柔道部の物語でありながら
昨今の萌えに媚びていない点が凄く良い。
キャラクター描写が巧く、
物語も練られていて面白い。
「木村紺」得意の
関西描写が良い味になっている
惜しむらくは、伏線を練り過ぎたことと、
序盤を甘くみたこと。
正直、最初の展開がもっと盛り上がりを
見せていれば特定ファンがついて
延命できたのではないだろうか。
まったくもって惜しい作品である。
中途半端な終わり方なので、ストーリー評価を低くしたが、
続きがあれば間違いなく傑作。
打ち切りに我慢できる方は一読を。