つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

Q.E.D. 証明終了

Q.E.D.が完結作品と呼べるかは難しいが、
このままではいつまでたってもレビューが書けないので、
無印への評価として書く事に。

ご存知の通り現在は、「iff」シリーズが継続している本作だが、
無印のQ.E.D.自体は全50冊で完結している。
ただし、50冊と言っても物語上の完結は全くしていない。

つい本屋で手に取った本作との出会いが、
もはや20年以上前となるのだから、時の流れは速いものだ。

このクオリティで、これだけの長期連載になるとは、
正直、当初は予想していなかった。


ミステリマンガは、「コナン」や「金田一」が
メジャーかもしれないが、知的な面白さを求めたら
本作「Q.E.D.」が最高傑作だろう。


MIT卒業の天才主人公と、
元気だけがとりえのヒロイン

特に見栄えもしないテンプレートキャラ設定の本作が、
これだけの長期連載に至れたのは、
やはりストーリー構成そのものを、
常に新しく常に面白いものへと工夫した
作者「加藤元浩」の姿勢に他ならない。


各話のエピソードを全て読み返して
ランキングにしたいほど幅広い物語が収録されている
本シリーズだが、あえて一つあげるとすれば、
7巻の「Serial John Doe」をオススメしたい。


Q.E.D.という作品のその後のオリジナリティとなる
数理サスペンスという新しいジャンルの先駆けであり、
現存するミステリマンガの中で、
この話を上回る作品を私は知らない。


メジャーミステリ作品群が陥った
マンネリ化の罠を逃れた本作の偉大さは、
時間の経過と共に益々高く評価されるのだろう。

どの巻から読んでも楽しめる作品なので、
未読の方は是非一冊手に取ってほしい。

 

f:id:mangadake:20171107083037p:plain

50冊もあるので、あえて7巻を貼っておく。 

 

Q.E.D.証明終了(7) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(7) (講談社コミックス月刊マガジン)