つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

1990年代女性系

クール・ガイ

クールな彼氏と天然な彼女のベタな展開の恋愛マンガ。今となってはかなりの定番だが、90年代中盤においては、まだ先駆けの部類だろうか。序盤は良くある少女漫画で、後半、作風に若干オリジナリティが見られるものの、あまり昇華されずに終わってしまった点…

銀の勇者

ありがちではあるが、剣と魔法の世界におけるファンタジー作品。 主人公ビートは、最高位の「金の勇者」を目指す冒険者。だが、幼い頃に共に魔王を倒す約束をしたリチェは、魔族の味方として、日々をすごしていた。ファンタジー作品の設定が細かくなった現代…

すすきのみみずく

「正義の味方」の聖千秋が描く青春ドラマ。 受験戦争や家庭の事情に押し潰される日々を送る主人公の女子高生「望江」 同じように失意の日々を送る高校生五人が、たまたま乗り合わせた電車で見つけた、自然の世界「みみずくの里」へのチラシ。 気がつけば五人…

目隠しの国

人に触ると、他人の未来が見えてしまうことがある主人公「かなで」。 そして、他人の過去が見えてしまう転校生「あろう」。 二人の主人公を中心に進む、学園恋愛作品である。 絵は可愛らしいが、物語と構成力はあと一歩。 特に少女マンガにありがちなみんな…

グッドモーニング・コール

(2012年評)連載開始から、はや20年が経過しているが、未だに本作は「高須賀由枝」の代表作だろう。学校でも有名な美形の彼氏と、突然同棲することになった、主人公菜緒。11冊全て、彼氏との恋愛模様や、幸せな日常が描かれており、まさにベタ甘な作品に仕上…

彼氏彼女の事情

アニメ化も果たした有名作品だが、それ以上に、原作も冒険的で面白い。 ラブコメ的な雰囲気と飄々としたタイトルに騙されやすいが、最初の数冊を読めば、そのコマ割りやストーリー構成等、フツウの少女漫画を狙っていないことがすぐにわかる意欲的な作品であ…

八雲立つ

出雲の地を舞台に語られる、日本神話と巫子の物語。「樹なつみ」お得意の世界観溢れる名作である。作者の作品としては、最長編になっており、それゆえの強みと弱みが混濁している作品だ。キャラクター造詣と世界観は抜群で、特に序盤のサスペンス溢れる雰囲…

おいしい関係

テレビドラマ化もしたので、ご存知の方が多い作品だろう。おいしい物を食べるのが何よりも好きな裕福な父親に育てられた主人公百恵。 けれども、その幸せな日常は父親の急逝により崩れ去る。 残された百恵が選んだのは、コックになる道。 町の洋食屋「プチ・…

一陽来福

桑田乃梨子作品シリーズ。 桑田作品は2冊完結モノが多いのだが、本作は珍しく1冊完結作品。 高校生ながら一児の父親であり、妻には先立たれた主人公の物語。 そして、そんな主人公に以前から恋心を抱いていた、妻の親友がヒロイン。 これだけ読むと、どれ…

正しい恋愛のススメ

(2012年評)かわいい彼女がいて、成績は中の上で、たいした不満もなく、かといって満足もなく。 そんな主人公竹田博明が、ふとしたきっかけから出張ホストの仕事を始める事になり、最初はお客として出会った一人の女性に次第に惹かれていくことになるのだが。…

トルコで私も考えた

知っている人は知っている、トルコと人生のエッセー物語も既に連載開始から20年が経過しているのだから恐ろしいものだ。90年代前半にマンガを投げ出して、トルコに一人旅して、国際結婚をしてしまったのだから、作者「高橋由佳利」は並のバイタリティではな…

ご近所物語

(2012年評) 90年代から2000年代の少女漫画における代表的な作品。無論、ご存知の方も多いだろう。 以前、「天使なんかじゃない」のレビューの際にも記載したが、才能あるマンガ家は時代を読む力に長けている。そして「矢沢あい」が才能ある部類に入…

イタズラなKISS

90年代、いや少女マンガ界におけるラブコメディの大金字塔。作者「多田かおる」急逝のために 、未完となってしまった本作だが、それを差し置いても、全く問題がないほど本作は面白い。90年代少女マンガ界には、他にも非常に多くの名作が揃っていたが、「恋愛…

天使なんかじゃない

前回に続き、90年代『りぼん』作品からもう一つ。 この作品に関して言えることといえば、やはり作者「矢沢あい」の時代を読む感性の鋭さである。 本作「天使なんかじゃない」は、青春学園ラブコメの決定版的作品だ。少女漫画の中で比較した場合、本作以上…

こどものおもちゃ

90年代少女漫画を語る上では外せない有名作品。アニメ化もされたので、ご存知の方は多いかもしれない。 ハイテンションな主人公紗南を中心に描かれる学園スラップスティックコメディな導入部だが、物語のテーマは読者の予想をはるかに上回り重い。作者小花…

天才ファミリー・カンパニー

実は「のだめカンタービレ 」よりも面白い、と個人的には考えている二ノ宮知子の大傑作。 父親を亡くした事がきっかけで、子供のころから母親と一緒にビジネス三昧の主人公夏木は、ハーバード留学を目指す天才高校生。 だが、ふとしたきっかけで現れた母親の…