物凄く久しぶりに更新。
久しぶりすぎてはてなブログの書き方を忘れるレベル。
最近は純粋にマンガを楽しむ為にブログを書かずに、
のんびり読む専門で暮らしていたのだが、
本作を読んで久しぶりに書きたくなったので、記事にする事にした。
内容としては、性欲と愛の違いという哲学的なテーマを、
決して巧いとはいえない画力の作者が、
特異な作画や描写を駆使して描いた作品で、
現代におけるガロ的な印象を受ける内容だった。
描きたいテーマが難しい作品は、
難解になりすぎて読者がついていけない事が多いのだが、
この作品はその辺りのバランスもよく、読後感も悪くない。
あとは全2冊構成になっているが、要素として必要性を感じない
キャラクターなどもいたりするので、本筋のテーマに絞って
全1冊構成だったら、さらに素晴らしかったのではないだろうか。
とはいえ、粗削りな部分が多いし、相当捻じれている作風と内容なので、
全く万人受けしない事は間違いない。
くれぐれも中身を見ずに購入しないように。
「中野でいち」の別の作品も読みたくなった。