つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

逃げるは恥だが役に立つ

社会現象になった「逃げ恥」の原作も、ついに完結。

以前も似たような事を書いたが、
往年のマンガファンからしてみると、
海野つなみ」の作品が、
ここまでメジャーになるとは予想だにしなかった。

マンガ原作自体は、
非常に人を選ぶ絵柄とキャラクターの作品なので、
テレビという媒体が、その毒を上手い具体に
緩和したからこその、あの大ヒットだったのだろう。

ただ、そうはいっても本作が、
現代社会における数少ないリアリティを
切り取っていたのも、また事実。

後半、ほぼ正ヒロインの座についていた、
百合ちゃんの物語は、
ある意味、今の時代を反映しているといえるだろう。

最終9巻は、ほぼ百合ちゃんの物語であり、
みくりと平匡さんのコンビの影は薄いのだが、
主人公以外のカップルが盛り上がるのも、
人気ラブコメ作品の王道なので、
これはこれで、ありな完結巻なのかもしれない。

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