懐かしのサンデー作品シリーズ
十数年ぶりに古本で再読。
まさに80年代サンデーを代表する作者の一人
「中津賢也」
その絵柄、作風、キャラ、ストーリー。
全てが当時のサンデーの雰囲気を象徴している。
格好いい絵柄に、チートすぎる強さの主人公と、
地獄と人間界が混ざりこむ壮大な舞台等、
30年前の作品だが、一周回って
今でも連載できるのではないか、と考えさせられてしまった。
その後、2000年代前半のリアル志向により、
この手の作品はマンガよりライトノベルやアニメの方向に
より強く傾向が出てくるわけだが、
「中津賢也」が、アニメーター細野不二彦のアシスタント
だった事を考えると、本作が、アニメ側の作品に見えるのも、
当然なのかもしれない。
今、新たに読んで面白い作品かどうかは、
全く判断できない作品である。