つれづれマンガ日記 改

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さよなら、カルト村

「高田かや」の描く、看板に偽りなしのエッセー作品第二弾。

画風や構成も前作より洗練されており、
作品としてのインパクトは当然前作より落ちるが、
それでも、続きが気になっていた読者としては、
満足できる内容になっている。

それにしても、カルト集団と呼ばれていた村の中で暮らし、
現在は一般社会に溶け込んだ作者が、
これほどまでに、朗らかに明るく過去を語る作品は、
珍しいのではないだろうか。

あえて陰鬱な雰囲気を出さないように努めたのか、
元々楽観的な作者で、明るく前向きに暮らしているのか
本当のところはわからないが、少なくとも、
エッセーの中で描かれている真実は後者のようである。

そして、そんな作品だからこそ、
これだけ気軽に、面白く読めるのだろう。

旦那さんとの出会いのエピソードもさらっと描かれているが、
作者の現在が幸せそうで何よりだ。

近年のエッセー作品の中では、
間違いなく傑作の部類である。

一読をオススメしたい。

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さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

 

 

 第一弾のレビューはこちら。

 

mangadake.hatenablog.jp