勝田文の作品が面白い。
幼い頃に両親を亡くした少女と、
その娘を引き取った家の一人息子、
天才ピアニスト蔵之介の物語。
といっても、天才ピアニストの部分は、
本作ではほとんど重要でなく、
どちらかというと兄妹のように育った二人が、
お互いの必要性をかみ締めながら日常を過ごす
渋好みの作品である。
この、
なんとも言えないほんわかとした空気が素晴らしい。
少しばかり地味目の絵柄も、
作品の雰囲気と相まって、
世界に入り込める。
お勧めしたい。
あのこにもらった音楽
つれづれマンガ日記 改
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