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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

東京トイボックス / 大東京トイボックス

(2012年評)

モーニング連載「東京トイボックス」の時代から注目し、
打ち切り残念コースだった
異色のゲームクリエーター作品が
大東京トイボックス」という続編を経て
ここまで世の中に
その名をとどろかせることになるとは、
当時は夢にも思わなかった。


もちろん作者の「うめ」自体は
前作「ちゃぶだいケンタ」の後半あたりから、
シリアスな展開を描かせると
相当な実力を発揮していたわけだが、
それでも、東京トイボックスから
大東京トイボックスの流れを経て、
作者自身のレベルが上がったことが
良くわかる作品だった。


名場面、名セリフの多い作者なので、
お気に入りのシーンはたくさんあるが、
やはり、マサと依田先生のエピソードや、
ラストの展開は外せない。


この辺りやはり、
ゲームに人生を費やしていたかどうかで、
本作への評価も随分と変わってくるのだろう。

 

ゲームというのは何時間も
場合によっては何十時間とかかります。
他人の人生をそれだけ拘束しておいて、
何も残らないようなモノなど
いったい何のために作るというんです?

 

このセリフに共感できるゲーマーは絶対に読むべきである。


ゲームクリエイターという存在に着目して展開された物語は、
ゲーム好きにしか描けない爽やかなラストで大団円を迎えた。

足かけ8年、全12冊のゲーム業界絵巻。
最後までぶれる事のなかったゲーム屋の心意気を、
ゲームもマンガも好きな方に是非オススメしたい。

ゲームクリエーターマンガの金字塔である。

 

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