少年少女の刹那的な瞬間を描く作者「タカハシマコ」による、
SFサスペンス作品。
隕石が落ちる街と、身体が溶けていく住人という設定は、
SF的ではあるが、作者の絵とマッチしている。
この可愛らしい絵柄とミステリアスな設定という組み合わせは、
マンガとしては非常に映えるのだが、
構成が若干浅く、話の先が読みやすすぎるのが難点。
少年少女向けなら、このレベルで良い気もするが、
その割には性的な描写もあるので、
もう少し練られたサスペンスに仕上げてほしい作品だった。
作者の絵が好きな方にオススメしたい。