「もやしもん」の作者という
イメージが強くて忘れていたが、
「週間石川雅之」の作者でもあったのだな、
と思い出させられた。
イングランドとフランスの100年戦争の時代に生まれた
魔女マリアは、自分の嫌いな戦争をなくすために、
世界中を相手に自分勝手に戦い続ける。
そんな躍動感あふれる元気な魔女と、
それを疎ましく思う大天使ミカエル。
けれども、重めのファンタジーではなく、
あくまで「石川雅之」的な世界で、
物語は展開していく。
本編全三冊と外伝1冊の短さも
読み終えるまでに丁度よく、
適度な短編ファンタジーが読みたい方には
オススメできる作品。
しかし、相変わらずキャラの書き分けは
無いに等しいという点は付け加えておこう。