最近どうにも、裏サンデーのレベルが高い気がしてならない。
気になっていたので、1巻にさかのぼって読み始めた本作だが、
数あるオーケストラ作品の中では、最も純粋に
少年マンガとしての面白さを保っている良作である。
音楽作品というと「四月は君の嘘」が最近では有名だが、
あちらが音楽スポコンマンガだとすると、
本作はまさに部活作品の方向性である。
ちなみに、その道の先には「青空エール」という巨匠がいるのだが、
少年マンガではまだ開拓されていない道なので、
この路線はアリなのではないだろうか。
また、女性キャラが可愛いのだが、そこに胡坐をかいて、
変な萌え路線にしていない点に編集のセンスの良さを感じる。
昨今の萌えキャラ路線にはもう飽き飽きなので、
是非、この調子で真面目な部活少年マンガを続けて欲しい。
なんだかんだで王道作品が一番面白いのだから。