やはり「松田洋子」は鬼才だった。
14歳の中学2年生の女子が、
ふとした事故から眠りに入って、
目が覚めたら40歳になっていた。
そんな夢も希望もない状態からスタートした本作が
全2冊で完結と知ったときは明らかに打ち切りエンドを想像していた。
しかし、結果として2巻を読んでみると、
最終2話で、これ以上ないほど綺麗に、
今までの伏線を回収して、物語を完結に導いている。
このストーリー展開の力強さは、
凄まじいの一言である。
大人スキップ
その不思議なフレーズと、
魅力的なあらすじに興味を持った人は、
一読すべき作品だろう。