基本的に好きでないので、
萌えエロ系作品はあまり取り上げない方針だが、
あまりに馬鹿馬鹿しかった(いい意味で)のでレビュー。
小説化志望で専門学校に入学した主人公が、
シナリオライターとして無理やりエロゲー作成に
加担させられるという話。
エロ描写の多さは確かに気になるが、
それ以上にギャグが面白い。
特に序盤の勢いは素晴らしい。
中盤はエロ中心に走ってしまい、
終盤は迷走といったところ。
非常にわかりやすい新人作品。
しかし、このギャグ力があるなら、
もう少し磨いて、エロ萌え抜きで
勝負してもよいのではないか、と思わされた。
萌え系の絵を描いているが、
残念ながらそれほど上手いわけでもないので、
是非ギャグの才能を伸ばしてほしい。
全3冊。
この手の路線が好きな方に。
みたいなレビューを4年ほど前に書いたわけだが、
現在は、見事にギャグではなく萌エロに走って活躍している模様。
まぁ、その方が現代マンガ業界では
楽だというのは否めないが残念ではある。