つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

VIVO!

何とも自己中で、やる気のない教師像を貫く
主人公「ナカムラ」と、
そんな教師と関わることになってしまった、
生徒達との不思議な時間を描いた本作。

作者「瀬川藤子」は確実に天才肌タイプの作者で、
絵・キャラ・ストーリーのバランスが抜群に良い。

どことなく「志村貴子」の世界観に通じるものがあるが、
あそこまで感性だけで作品を創っている感じはしないので、
結果として本作は読みやすい作品に仕上がっている。

高校生活という舞台を使えば、
いくらでも伸ばせた物語に思えるが、
最後までアクティブに動かない主人公を
1年間限定の先生に設定した結果、
全3冊で何事もなく終わっている。

しかし、結果として何もしなかった割には
随分と爽やかな読後感を残した本作は、
中々の傑作である。


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VIVO! 1 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

VIVO! 1 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

 

 

 

VIVO! 2 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

VIVO! 2 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

 

 

 

VIVO! 3 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

VIVO! 3 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

 

 

ゴーゴー♪こちら華咲探偵事務所。 / はなたん―華咲探偵事務所―

この作品を読んだ頃には、「渡辺航」がその数年後に
弱虫ペダル」で大ブレイクするとは、
思いもよらなかった。

女性探偵所長「華咲サヤ」と、
所長に振り回される新人「小金田一」という
組み合わせで進む物語だが、
まだまだ作者が描きたい領域が見えない時代なのか、
淡々とした流れで4冊で完結する作品である。

一応、一つだけ貼っていた伏線は
最後に回収したので、その点は良かった。

ただし、独特な絵柄
ちょっとマニアックなキャラクターに、
ベタすぎるストーリーといった状況なので、
現在の作者の活躍を知る人が期待して読むのはオススメしない。

探偵ジャンル、ベタなギャグ、
もしくはラブコメが好きな人なら、
そこそこ楽しめるかもしれない。

そう考えると、本当に伸びたものである。
ちなみに「はなたん―華咲探偵事務所―」は
新装版みたいな作品なので、あえてそれぞれ読む必要はないだろう。

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ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。 コミック 1-4巻セット (BUNCH COMICS)
 

 

 

ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 1 (BUNCH COMICS)

ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 1 (BUNCH COMICS)

 

 






南国トムソーヤ

東京トイボックス」の作者「うめ」が描く、
日本最南端の島の舞台にした冒険の物語。

本島からやってきた少年と、地元の少年が出会う
導入部分の物語は王道で良かったが、
もう一つの裏のエピソードが複雑で、
全3冊で纏めるには非常に厳しい作品だった。

島を舞台にした生活と冒険だけでも、
物語として十分に機能していたが、
少し欲張って複雑な構成を創ってしまったゆえに、
作品の質が下がるのは、
ベテラン作者にはありがちな展開である。

最終巻あとがきを読むと、
全1巻の予定の作品が、
裏の設定を表に出したせいで伸びてしまったとの事で、
見事にそのあとがき通りの作品になっている。


タイトルのトムソーヤという言葉の秘密は
作中で明かされるので興味があれば。

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南国トムソーヤ コミック 全3巻完結セット (BUNCH COMICS)

南国トムソーヤ コミック 全3巻完結セット (BUNCH COMICS)

 

 

 

南国トムソーヤ 3 (BUNCH COMICS)

南国トムソーヤ 3 (BUNCH COMICS)