主人公桃栗三平はしがない地方公務員であり、
なんでも屋、便利屋的な存在「かもし課」
に配属されるところから物語りは始まる。
あまりに仕事がなくどうしようもない
「かもし課」に呆れてしまう桃栗だが、
持ち前の情熱を持って、
街の人達の役に立てる仕事を見つけ出し、
一生懸命全力投球して、仕事に励んでいく。
いつしか街の人達も彼等の存在を認め始め・・・
ざっと紹介すれば非常にありがちな展開だが、
それでも縁の下の力持ちの物語は、
感動するマンガの王道だ。
そんな風に縁の下を支えてくれる人間が
現実には少ないからこその憧れなのかもしれない。
相変わらず「村枝賢一」は泣かせるのが上手である。
6冊完結なので、コンパクトに読めるのもまた良し。