連載完結まで紆余曲折あった本作も、
昨年、無事完結。
人気が出た影響で、
無駄な引き伸ばしがなかった点は素直に評価したい。
学園恋愛ジャンルの作品に、
未来の自分から手紙が届くという、
SF要素を加える事で、多少オリジナリティを
高めている類の作品だが、
映画化されるほどのレベルだったかは、若干疑問。
ただ、最近は多少でも売れれば何でも映画化・ドラマ化
されてしまう世の中なので、
映画化自体をそこまで過大評価する必要もないのかもしれないが。
内容的には、古くからある「時をかける」系の
学園作品なので、相性は抜群である。
ただし、恋愛軸が物語の中心なので、
論理的なSF軸を求める人には、少しオススメしがたい。
恋愛マンガと思って読むべき作品である。