つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

テレキネシス 山手テレビキネマ室

正直、原作者「東周斎 雅楽」、
つまり「長崎尚志」が苦手である。

特に、昨今の浦沢直樹とのコンビは
もう解消したほうが良いとさえ感じている。

そんな氏が原作を務める作品の中で、
これだけは面白い、と自信をもって言えるのが
本作「テレキネシス」である。


民放キー局の片隅にある、
小さな試写室「テレキネシス


様々な人生の道に迷った人が、
テレキネシス」で映画を見て、
そして、自分の人生とまた向き合う
エネルギーをもらう物語。

まさに映画の持つ「力」を
紙の上に再現した名作であり、
芳崎せいむ」の素朴な作画も非常にマッチしている。

後半は若干、早足な展開で終わってしまった本作だが、
それでもなお、この作品は面白い。


全ての映画好きにオススメしたい作品だ。

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