様々な悪魔の身体の一部をつなぎ合わせて
創られた人造悪魔「ガートルード」と、
そんな彼の旅につき合う事になった
少女「佐原」の物語。
悪魔の製造方法を「レシピ」と評する
タイトルにもあらわれているように、
ファンタジー作品としてのオリジナリティは相当高く、
構成も面白い。
ただ、あまりにオリジナリティが高いゆえに、
若干、物語の展開についていけない部分もあり、
この辺りは課題である。
とはいえ、よくあるファンタジーになりやすい
少女マンガジャンルにおいては、
インパクトの強い作品であったことは間違いなく、
作者「草川為」のその他の作品も気になるところである。