つれづれマンガ日記 改

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豪放ライラック

桑田作品第四夜

時間軸的には、桑田作品の中でも、
新しい時代。

また2012年時点での桑田作品の最長連載は、
本作と「888」の全6冊である。

デビューから25年近くが経過し、
あまり途切れることなく
作品を作っているはずだが、
6冊が最長連載。

さすが桑田先生である。

本作の見所はやはり
暴れん坊主人公の「りら」
だろう。

ひたすら甘えっこのお兄ちゃん子。
その暴れっぷりは桑田作品女性キャラの中でも、
確実に上位にくる存在であり、
身近にいたら迷惑な存在ナンバー1である。

それゆえに、
目が離せない展開を運んでくる為、
作者としては動かしやすい
使い勝手の良いキャラだったのではないだろうか。

そのあたりも長期連載に
貢献した理由だと思われる。

読みやすさと入りやすさでは、
本作が桑田作品の中では1、2を争う名作だと
考えている。

まぁ、桑田作品はどれを読んでも、
外れることはないから特にどれから読んでも問題ないのだが。

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