大財閥の竜神家の娘と結婚して
婿入りした主人公。
しかし、新婚旅行の翌日に、
竜神家が破綻して、
残ったのは、
本家の義母と義姉2人を
狭い一軒家で支える生活。
マンガならではの
現実離れした設定だが、
それゆえの面白さもある。
物語自体は、
ムコ養子がいじめられるホームコメディ的な
導入から次第に本家再興の物語となり、
個人的には中盤程度が一番面白かった。
ただ、成金ではない本物の名家の持つ、
伝統や気品といったものは、
マンガの設定として非常に相性がよく、
その辺りに焦点を置いた傑作が、
生まれてもよいと思わされたわけである。
懐かしい作品。