ニュクスの角灯もついに4巻である。
「高浜寛」作品としては、最もエンターテイメントに
針を傾けている本作だが、正直1,2巻の圧倒的な面白さに比べて
主人公二人の世界が分岐した3巻は穏やかな面白さだった。
しかし、本巻の後半でまた一気に面白さの勢いが増したあたり、
やはり本作の正当な主人公はヒロイン「美世」であり、
まだ見ぬ世界へ広がる期待と興奮こそが、この作品の真髄なのだろう。
恋愛と世界への憧憬を両手に抱えた
明治アンティーク浪漫の完結が大変待ち遠しい。
いい作品だ。
ニュクスの角灯もついに4巻である。
「高浜寛」作品としては、最もエンターテイメントに
針を傾けている本作だが、正直1,2巻の圧倒的な面白さに比べて
主人公二人の世界が分岐した3巻は穏やかな面白さだった。
しかし、本巻の後半でまた一気に面白さの勢いが増したあたり、
やはり本作の正当な主人公はヒロイン「美世」であり、
まだ見ぬ世界へ広がる期待と興奮こそが、この作品の真髄なのだろう。
恋愛と世界への憧憬を両手に抱えた
明治アンティーク浪漫の完結が大変待ち遠しい。
いい作品だ。