正直、原作者「東周斎 雅楽」、
つまり「長崎尚志」が苦手である。
特に、昨今の浦沢直樹とのコンビは
もう解消したほうが良いとさえ感じている。
そんな氏が原作を務める作品の中で、
これだけは面白い、と自信をもって言えるのが
本作「テレキネシス」である。
民放キー局の片隅にある、
小さな試写室「テレキネシス」
様々な人生の道に迷った人が、
「テレキネシス」で映画を見て、
そして、自分の人生とまた向き合う
エネルギーをもらう物語。
まさに映画の持つ「力」を
紙の上に再現した名作であり、
「芳崎せいむ」の素朴な作画も非常にマッチしている。
後半は若干、早足な展開で終わってしまった本作だが、
それでもなお、この作品は面白い。
全ての映画好きにオススメしたい作品だ。
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テレキネシス 004―山手テレビキネマ室 (ビッグコミックス)
- 作者: 東周斎雅楽,芳崎せいむ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: コミック
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