つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

コンバット☆ハイスクール

非常に懐かしい「永野あかね」作品を
物凄く久しぶりに読み返しての感想は、
時代に合わなかった惜しい作品だった、という事である。


傭兵育成の特殊な高校という設定に
巻き込まれ型の主人公と可愛い女の子キャラ。
原案には、後にメタルギアシリーズに関連しくる
「毛利元貞」もついていたのだから、なかなかに興味深い作品だ。


絵柄こそ若干80年代だが、
現代でも似た系譜の物語は多かれ少なかれ存在している。
昔はマガジン辺りしかこの手の作品の出番はなかったかもしれないが、
今ならいくらでも掲載雑誌の需要があるだろう。


作者の最長連載になった「猫でごめん!」も
萌え系の走りともいえる時代を先取りした作品。

それでも、そこまで売れずに全5冊で完結してしまったのだから、
その時代にマッチした作品を発表できるかどうかは、
読み手の想像以上に重要な問題なのだろう。


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