つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

デカスロン

マニアックな作品を世に送り出し続ける作者
山田芳裕」が、日の目を見た作品。

デカスロン十種競技という誰も注目したことがなかった作品を描いて、
ヒット作品を産み出したのだから、その点は凄い。

また、主人公「風見万吉」のキャラクターを一貫して
バカな挑戦者のスタイルにした点も本作の雰囲気とはまり、
読みやすい展開の助けになっている。

そして、何よりその画。

陸上競技種目が持つ瞬間の迫力を、
何とか紙面の上に再現しようとした結果が、あの画である。
こればかりは読んでもらわないと伝わらないが、
山田芳裕」のくどすぎるあの画がなければ、
この作品の魅力はないと言って良いほど、画力の影響
が大きい作品である。

ラストが謎の展開を見せるのは、
山田作品のいつも通りの事なので、その点は減点だが、
この作品に関しては世界王者ダン・オブライエンとの闘いという
明確な目標があった分だけ、他作品より綺麗な完結を迎えている。

世界王者との最終1500M走の決着は、見事。

全23冊、ほとんど競技しかしていないのが逆に心地よい、
スポーツ漫画の名作である。

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デカスロン 1 (小学館文庫 やB 11)

デカスロン 1 (小学館文庫 やB 11)