実は「のだめカンタービレ 」よりも面白い、
と個人的には考えている二ノ宮知子の大傑作。
父親を亡くした事がきっかけで、
子供のころから母親と一緒に
ビジネス三昧の主人公夏木は、
ハーバード留学を目指す天才高校生。
だが、ふとしたきっかけで現れた
母親の再婚相手は、
ホームレスのような無職のおじさんで、
しかも同級生の子供まで連れて
夏木家に入り込みはじめて。。。
破天荒な生活に巻き込まれていく
前半のテンポの良いコメディと、
登場キャラクター達が
次々に収束していく後半の展開は見事の一言。
人気が出すぎてしまった「のだめ」と異なり
終わり時もしっかり抑えてある点も非常に高く評価できる。
ラストシーンの一コマは人生に大事なモノは何なのか、
その答えをそっと教えてくれる幸せなエンディングである。
このラストの感動を超える作品は、
滅多にお目にかかれないだろう。
必読である。
天才ファミリー・カンパニー スペシャル版 コミック 1-6巻セット (Vol. バーズコミックススペシャル)
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2003/11/22
- メディア: コミック
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