つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話

エホバの証人と思われる宗教を信じる
母親の元で育った作者「いしいさや」の物語。

やはり、伝えたいことがある人が描く作品というのは力強いもので、
画力やセンスとは全く別の次元で、
宗教勧誘を取り巻く環境の真実の一面を描いている。

近年では「高木かや」による、「カルト村で生まれました」等が、
同様のジャンルの作品だが、あの作品に比べると、
作者自身の時間軸が進んでないせいなのか、
まだまだ当時の感情や体験が生々しく、
良くも悪くも、まだ作者の苦悩が伺える。

SNSを通じ、個人が自身の経験した特異な環境をマンガにしていく事は、
今後も増えていくと思われるが、
良い意味で作者の精神の再生に役立ってくれると良い。

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