つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

極悪がんぼ/激昂がんぼ/がんぼ ナニワ悪道編

極悪がんぼ16冊からはじまり、激昂8冊、ナニワ悪道編9冊と
長きにわたって続いた本シリーズもついに完結である。


裏社会のナニワ金融道的な存在だった、
序盤の極悪がんぼも面白かったが、
個人的には主人公神崎がフィクサーとして
頭角をあらわしはじめる激昂編からが非常に好みではある。

裏社会の玄人にひたすら鴨にされる
ど素人神崎の姿をみていた読者にとっては、
この辺りの出生街道は痛快だったのではないだろうか。

また、単に事件屋という裏家業だけでなく、
もう一人の主人公、霞ヶ関のキャリア官僚二宮の存在も外せない。
この軸があったことで、序盤のがんぼシリーズが持っていた以上の
面白さがあった事は間違いない。

しかし、徐々に物語の規模が大きくなりすぎていたので、
この辺りでの完結が頃合いだったのだろう。
また秦所長という、圧倒的存在の悪役が
途中で退場してしまった事も、物語の展開を難しくしていた。

とはいえ、16年という長期間にわたって愛された作品なので、
多少のご都合主義はご愛嬌ということで、
最終的には大団円と呼べるエンディングなのではないだろうか。

漫画「東風孝広」、原作「田島隆」による、
ある意味唯一無二の作品なので
悪党の裏社会成り上がり物語が読みたい方にオススメしたい。

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