一時、話題になった本作を読了。
作者「青桐ナツ」の作品は初めてだったが感想としては、今一つ。
マイペースな男子高生主人公と、
我慢強い従弟の保育園児2人の
心の交流を描いた作品だが、
とにもかくにもキャラに共感しづらい。
また8巻通して心の成長が
ほとんど描かれない点も残念。
逆にいうと、それすらも超越して、
淡々としているのである意味タイトル通りの作品。
個人的には割とキャラクター造詣の
背景にこだわってしまうので、
「明るく優しく奔放な家庭で育った我慢強い園児」という
設定からしてどうしても納得いかなくなってしまう。
でも、そんなうるさく読まないで、
子供との交流に多少のファンタジーを期待したい人には、
面白いのかもしれない。
なんにせよ、久しぶりに、
「あ、このマンガを読むには年を取り過ぎた」
と思わされた。