90年代を知る人にとっては、
何とも懐かしいタイトルであり、
「茶山朗子」と「高岡凌介」の
二人の恋愛を描いたラブコメシリーズである。
物語としては、まじめな少女マンガの序盤から、
徐々にギャグが強くなってくる中盤になり、
終盤は完全にラブコメディというよりコメディ作品。
ただ、なんだかんだ言ってもキャラの強さと
主人公二人の結末が気になって、
ついつい読まされてしまうあたりが、
この時代の作品の特徴なのかもしれない。
まじめに、やっぱり、それでもまじめに、と、
3シリーズも続いた「桃伊いづみ」の代表作。
現時点では、新作の発表はないが、
そのうち新作が描かれる事もあるのだろうか。