もはや、人生そのものが
どこに向かっているのかわからない危うさを持つ、
桜玉吉の日記シリーズ。
漫画喫茶に籠り続けて描かれた最新作。
正直、完全に枯れきっている。
枯れた味わいというような状況を通り越して、
枯れきったオジサンの日記になっている。
絵柄もますます枯れつつあり、
灰色の表紙に良く似合う。
若いころのギャグはやはり
人間の精神を蝕むのか。
桜玉吉の初期作品の
ケバケバしい色遣いが懐かしい。
漫玉日記シリーズは、
まさにソウとウツで描かれた
作者の人生の日記だ。
漫喫漫玉日記 深夜便<漫喫漫玉日記 深夜便> (ビームコミックス)
- 作者: 桜玉吉
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2014/04/21
- メディア: Kindle版
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