つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

タネも仕掛けもないラブストーリー

高校の手品部を舞台にした
ブコメ作品が、全3冊で完結。

手品部という設定は悪くなく、
そこに、アイドルを目指している
ヒロインが加入するという導入部分は良かった。

加えて、彼女の手品が実は超能力だったという
設定も、興味深いところだったのだが、
予想以上に、話が単なるラブコメから広がらず、
他に魅力的なキャラクターも登場しないまま、
早期の完結を迎えてしまった。

最終的には、ラブコメとしても
トーリー漫画としても
中途半端な出来栄えに
終わってしまった点が非常に残念である。

作者「伊藤正臣」は、
特殊な女性キャラクターを中心に置いた
作品を描くタイプの作者なのだが、
女性キャラクターの描写には魅力的な側面もあるので、
それに加えて、物語全体の広がりも意識して、
次回作に挑戦して頂きたいものである。

 

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