つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

魔法遣いに大切なこと

魔法遣いに大切なこと」2冊

「太陽と風の坂道」5冊

「夏のソラ」2冊。

合計9冊が現時点までの
シリーズの全てになる。

基本的には全てのシリーズは、
それぞれ別の時間軸とキャラクターで
展開されている作品で、
魔法遣いが公務員のような
サービス業になった世界での、
物語を描いているシリーズである。

基本的には藤島派の作風も含めて
ライトノベルやアニメ系列の作品に類するので、
良くも悪くも浅く軽い。


ただし、テーマとしては
万能の魔法遣いにも解決できない人間の悩みを
描くという哲学を目指している部分もあり、
その辺りが作風と非常に喧嘩してしまっている。


特にシリーズを通して登場する、
魔法遣いに乗り越えられない「死」というテーマに関しては、
シリーズが続くにつれて、その設定が
単なるお涙頂戴の舞台装置になってしまった点は残念である。

アニメは見たことがないが、
恐らく映像映えする作品なので、
アニメで楽しむほうが良いのかもしれない。

f:id:mangadake:20170320204301p:plain