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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

低俗霊狩り 完全版

80年代に登場して以来、
現在に至るまで続いている
オカルトジャンルの定番作品。

作者「奥瀬サキ」も、
まさかこの作品の寿命がここまで長くなるとは
夢にも思わなかった事だろう。

作品自体は連載誌の度重なる休刊により、
非常に長い間未完の状態であったが、
その後、別の作画担当を置いて、
低俗霊DAYDREAM
「低俗霊MONOPHOBIA
と別シリーズが続いたことから、
ついに本家の完全版が「2013年」に発売されて、
未完のエピソード「自動人形編」が完結した。

作品発表から約30年後に、
未完のエピソードの完結が発表されるという
幸運な作品は、なかなかない。

ただ、ここまで持ち上げておいてなんだが、
オカルトジャンルのマンガとして、
この作品が物凄く面白いのかと言われると、
判断に非常に困るところはある。

特に序盤の頃の絵や物語は、
非常にありふれた作品といえる。

しかし、一度読むと忘れられない、
強い印象を残す短編やカットがある事は間違いなく、
以後のスピンオフ系作品では見る事ができなかった、
根源的な力強さを持っている。

自動人形編の前編が描かれてから数十年が経ち、
全く違う絵柄で描かれた続編を
違和感なく読めた事がその証左である。

ちなみに完全版は全5冊で完結しているが、
作品としてはWEB連載も続いているので、その点は注意。

個人的には2巻に収録されている「残像」をオススメしたい。

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