つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

少年三白眼

こどものじかん」の私屋カヲルが、
初期に少女漫画誌で連載していたギャグ作品。

それが、本作「少年三白眼」である。
三白眼の主人公、ヒロムは
その容貌ゆえに友達ができず、涙する日々。

そんなヒロムの学園生活を描いたコメディ作品である。


序盤からして、岡田あーみんの存在のように、
少女漫画としては浮いている作品だが、
最終の「新・少年三白眼」辺りになると、
完全に少女漫画の世界からはみ出しきっている。


技術的には不十分な作品だが、
その勢いだけは現在の作者の面影を残しており、
ある意味少年誌への転向は
必然だったのかもしれない。

f:id:mangadake:20161223084310p:plain