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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

Real Clothes

2000年代女性系 総合3.5以上(オススメの名作)

働く女性をテーマにした作品としては、
さすがベテラン槇村さとる、面白い内容に仕上げている。

そもそもマンガ家業が所謂サラリーマンとは
一線を画している事からも、この手の
働く主人公の作品を描くのは案外難しいものなのだ。

本作は百貨店に勤める主人公が、
布団売り場から急に婦人服売り場に
配属転換されるところからスタートする。
洋服等あまり興味がなかった主人公が、
次第にファッションに目覚め、
それと共に会社における自分のキャリア、
そして恋愛の両方を探し求めながら成長していく物語は、
ありがちだが非常に面白かった。

それはやはり百貨店のバイヤーという職業の面白さや、
現在の百貨店という存在の悲哀等を
作者が上手く分析して物語に落とし込めているからだろう。

前半の面白さに比すると、後半はやはり、
若干現実離れした出世の階段を
上り始めてしまった点が残念だったが、
出世ばかりして社長になってしまった
某サラリーマンマンガよりは、はるかに良い展開だった。

風呂敷のたたみどころとしては、
13巻の完結はまぁ妥当なところだったのではなかろうか。

前半の展開だけ見れば満点だが、
後半部分に関して若干勢いを落としたので、そこだけは、残念。
しかし、総じて破綻のない、良い作品だった。

 

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