つれづれマンガ日記 改

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ピューと吹く!ジャガー

このマンガの評価は難しいところだが、
マンガ好きとしては間違いなく
最高レベルの評価を与えたい。


なぜなら、この作品がギャグ漫画だからだ。


そもそも、ギャグという神経を削って描く作品が
20巻続くという事がどれほどの偉業なのか、
そこが理解できなければマンガ読みとはいえない。

 

マサルさん以降、自分に合うスタイルは何なのかを
模索した作者が見出した、ショートスタイルの連載。

 

数々の実験的なギャグ。

無論、意味のわからない回もあったし、
もう限界では、と思わされる回もあった。

しかし、それらを補って余り得る傑作回があったのも事実だ。

かつて天才赤塚不二夫が「バカボン」という舞台を元に
数々のギャグの実験を行った。

以来、本作が現れるまで
これほどギャグを研究した作品はなかったのだ。

最終巻の作者のコメントだけでも読む価値がある。

頂点にいる人間からしか見えない景色がある。
その事を本作は物語っている。

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ピューと吹く!ジャガー コミック 全20巻完結セット (ジャンプ・コミックス)

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