クリスマスとサンタクロースをテーマにした
オムニバス作品。
とりあえず読んでみたが、
お勧め度は普通といったところ。
ただし、
絵と作品の雰囲気は良くマッチしているので、
今後も作品を作り続ければ、
そのうち佳作は作れそうなマンガ家ではあった。
個人的には、「さよならポインセチア」
がお気に入り。
ありがちな展開のわりには、
ラストは見事に裏切ってくれた気がする。
この、さばさばとした感覚は、
恋愛に対する男性と女性の違いが
表現されていて良い。
優しい雰囲気のマンガだけに、
こういった異色を少し混ぜるだけでも、
作品の幅がぐっと広がるものだ。
オムニバスではない、オリジナルの連載作品も、
見てみたい気がする。