「真鍋譲治」といえば、
「銀河戦国群雄伝ライ」が
代表作だろう。
しかし、若干、冗長であり、
27冊読み通すのは疲れる。
それに比べると本作は
全5冊で大変読みやすい。
何より、デビュー作
「アウトランダーズ 」
の良さを活かしながら、
ストーリー構成が
進歩している点を高く評価したい。
個人的には真鍋作品の中で
一番面白いと捉えている。
帝国から懸賞金を懸けられる、
謎のヒロイン「ミアン」と、
そのミアンに無理やり旅に
連れて行かれることになった
主人公「ワタル」
短い冊数ながら、
抑えるところは抑えて
最後まで纏まっている。
ロボット、SF、美少女。
まさに80年代的な
面白さの詰まったマンガである。
昨今しばらく見ないジャンルであるが、
またこの手の作品が日の目を見る時代が
来ても良い気がする。